日々の出来事詰め合わせ。

愛の流刑地を読みました。

前から気になっていたんですが
上下巻という長編なので、手を出せずにいましたが
思い切って読んでみました。

上巻は、ただひたすらに、物静かな古風な36歳の女性と55歳の男性
との激しい恋と、SEXにおぼれる様が描かれていました。

7割ほどSEXシーンが多いです。

でもいやらしさはなく、スッキリと表現していて
嫌悪感は抱きませんでした。


よくある不倫の物語です。

下巻は

SEXにおぼれ、夫の元へ帰りたくないと言う女性が、エクスタシーに
達する瞬間に殺してと男に懇願し、男は殺してしまいます。

殺した男の留置場や裁判の様子が描かれています。

この男性、拘留中に自慰ばかりしてます。55歳なのに元気だな
と思いましたが、その追い詰められた心理とのアンバランスさが

面白かったです。

この男性と息子のやり取りはすごく感動しました。

最後は、己の信念とは違う形で、刑が決まるのですが
自分の中で整理し、納得して刑を受けると決意する男性が

書かれていました。