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【読書感想】島田 壮司 摩天楼の怪人 

2010/07/04 (Sun) - [本・映画]読書感想

ミタライシリーズだということで、読んでみました。

マンハッタンが舞台で
この物語のミタライは、大学の助教授をしていました。
石岡君は登場しませんでした。

マンハッタンの、ブロードウェイの舞台女優達を取り巻く
不気味な怪事件を、ミタライ教授が解き明かしていきます。

事件があった時の情景や登場人物の心情などを
丁寧に書いており、臨場感がありました。

しかしちょっと、説明が長すぎる箇所がちらほらあって
途中で読むのを飽きてしまって中断という感じになって

しまいましたね。

読むのに1週間もかかってしまいました。

ミステリー小説としてはとてもボリュームがあって
ガッツリ謎の中にどっぷりハマりたい!

っていう方がいたらぜひオススメな1冊です。

文章もとても読みやすかったです。

しかし、ミタライの奇人っぷりを堪能したいという人は
すごーく物足りないと思います。

作中のミタライは、ほとんどまともな助教授を演じており
最後だけやっぱ御手洗だなぁ。無茶するなぁという

部分がある程度でした。

でも面白かったです!読後の満足感がすごかったですよ。

摩天楼の怪人

メモ:図書館で6月25日に借りて、7月2日に読了
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【読書感想文】島田 荘司「占星術殺人事件」

2010/06/21 (Mon) - [本・映画]読書感想

「眩暈」の中で出てきた、占星術殺人事件というストーリーが
気になって、図書館で借りてきました。

すごく分厚い本で、長編ということもありワクワクして
読みましたよ。ストーリーは

アゾートという複数の女性の体をバラバラにして
1箇所づつ切り取って、それをあわせて1つの人間を作る

というお話でした。

それに関係した殺人事件が起こり、40年もの間トリックが
とかれないまま、今に至るのを御手洗潔が謎を解いていきます。

アゾートと占星術という、現実味がない要素の殺人。

しかし本当は単純な理由からの殺人で、犯人も
ごく普通の方でした。

あんな壮大な事件が、40年もの月日が立ち、謎が謎を呼び
強大な計画の元行われた、狂気殺人だと思わせておいて

最後の真相は本当にびっくりしました。

あ、ちなみに金田一少年の事件簿を初期段階から読んでる方は
面白さ半減します・・・。トリックが同じです。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)

【読書感想文】島田 荘司「眩暈」

2010/06/05 (Sat) - [本・映画]読書感想

導入部分が長くて、いつまでこんなんなんだろ?
と思いながら、読み進めていきました。

精神異常者の手記のようなものが最初にあり、
この手記を読んだ人たちの推理合戦が始まります。

この手記は実際に起こったことなのか?
それとも手記を書いた人の空想なのか?

手記、ひとつひとつの表現に答えがあり意味があり
だんだんとなぞが解けていく手記の真実には、夢中になって
読んでしまいました。

作中の会話のかけ合いも面白く、クスリと笑える場面
もけっこうありました。

多少強引な部分を感じましたが、
ミステリー小説ならではの謎が満載でした。

手記の内容は、思わぬ地へ、推理者をいざない、
急展開な場面も多数あり、途中で飽きるということはなかったです。

御手洗先生の突拍子もない推理とその正確性に惚れました。
もっと、御手洗シリーズを読みたくなりましたね。

事件が起こって、ではなく、
手記が見つかって、その手記の真実性から事件を暴いてゆくという
読んだことのない形のミステリーだったな。

またこんなワクワクする、ミステリーに出会えるといいな。
眩暈 (講談社文庫)

覚書:BOOK・OFFで105円で購入。

アナザへヴン

2009/10/25 (Sun) - [本・映画]読書感想

久しぶりに本読みました。

どっぷりと
本の中の世界に浸かれたのは久しぶり。

400ページ以上の上下巻を2日で読破しました。
いやー私にしては、2日でよく読んだ!
内容はホラーサスペンス。

連続殺人が起こるんだけど、その死体のほとんどが
脳を取り出されて、料理されているんです。

カニバリズムと得体の知れない狂気な物語。

面白かったです。

非日常的なそのドラマに入り込んで時間も忘れて
読みふけったり、気に入ったところを
何度も読み返したりしましたよ。

ちなみに以前ドラマにもなってたようですが
そちらはあまり評判が良くないようでした。

映画もあるらしいから、見てみようかな。

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